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会社は2年で辞めていい

会社は2年で辞めていい (幻冬舎新書)

会社は2年で辞めていい (幻冬舎新書)

12回の転職を経験した著者がキャリアプランや転職について書いている。

2年でやめろ、という意味ではなく、なにか1つの事を成し遂げるのに2年という単位がいいらしい。
逆に、向いていない仕事や自身のキャリアにとってプラスにならなければ、2年経たずに辞めてもいい。
石の上にも三年、ではなく、時は金なりということ。

少子高齢化が進み、終身雇用と年功序列が維持できなくなっていき、若い人ほど今の苦労は将来報われることがない。
年金は収めても貰えない、という話をよくきくが、退職金も同様になっていくのではないか?
就職活動中の人には、大企業に入って電話番などの雑務で数年を無駄にするより、小さい企業の最前線で実のある仕事を経験していく、という選択肢もあるということ知ってほしいと思う。

P.142

自分の人材価値のマネジメントを考えるうえでは、自分自身のことを、「自分」という
一人の社員だけを使い、「自分の労働」という商品・サービスを売っている会社だと思い、
これを経営すると考えてみよう。
自分を対象化して客観的に眺めることができるし、物事が非常に考えやすくなる。

自分が自分の上司やマネージャーであると考える、というのは聞いたことがあるが、会社を経営するという視点もいい。
これからは、自分のスキル・キャリアは会社任せではなく、自分で管理していくべきだと思う。